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スピーチ力を競う-第50回 英語暗誦大会

攻玉社の名物行事の一つ、「英語暗誦大会」が2月14日に行われ、中学生たちが授業などで培った英語力を競いました。

第50回の記念大会となった今大会。あちこちに「50」の数字が装飾され、一段と華やかな雰囲気でのコンテストとなりました。

各学年・クラスごとに行われた予選を勝ち抜いた代表者が、暗誦文を読み上げ、ネイティブスピーカーの外国人講師などが厳正に審査しました。

また、国際学級・英語圏出身の生徒たちは、英語で司会進行をしたり、パワーポイントなどを使ったプレゼンテーションを行い、一般生徒の模範的な役割を果たしていました。さらに、代表者のサポート役として、マンツーマンによる指導を行い、大会成功の強力なサポーターとなっていました。

各学年の英語担当教員からのコメントは次の通りです。

●中学1年
今回が初めてとなる中学1年生。第1部では各クラスで行われた予選を突破した12名の代表者がそれぞれのスピーチを披露しました。国際学級のコーチ(生徒)からの指導もあり、皆が練習の成果を発揮していました。

第2部では、英語圏出身の生徒3名がそれぞれ「ルーン文字」、「円周率」、「カードゲームの効能」というテーマでプレゼンテーションを行いました。こちらも、それぞれの発表者が指名した指導教官によるアドバイスが活きたものとなり、聴衆はその堂々たる姿と英語力に圧倒されていました。

●中学2年
昨年のテーマは『トム・ソーヤー』でしたが、中学2年生の今年のテーマは『オズの魔法使い』でした。12名の代表者たちが500 wordsずつ分担して暗誦しました。

インフルエンザの流行で学年の半分のクラスが閉鎖するなどして、準備の時間があまり取れない中、代表者たちは一生懸命練習し、本番に臨んでくれました。

帰国生代表2名はマーティン・ルーサー・キング・ジュニアとヘンリー王子のスピーチを暗記しました。2人とも一般の代表者たちの1.5倍ほどの文量をしっかりと暗誦してくれました。

結果は1位2位3位がそれぞれ1点差という、非常に僅差での大会となりました。

出場者のみなさん、本当にごくろうさまでした。

●中学3年
第50回という節目の年に加え、中学3年生にとっては、最後の英語暗誦大会ということで、これまで以上に入念な準備を重ねて、大会に挑みました。

この学年は代表者自身に発表する英文を決めてもらいました。自分自身が感銘を受けたスピーチや心に残る物語、大好きな洋楽の歌詞に加え、中学3年ということも影響してか、「卒業」をテーマにしたスピーチもあり、そのテーマは多岐にわたりました。

国際学級英語圏クラスの生徒たちによるスパルタ指導の下、各クラスの代表者たちは発表直前まで練習を惜しむことなく本番に臨みました。ただ英文を暗記して披露するだけでなく、どう聴衆に伝えるか…。模索する日々であったと思います。

多くの聴衆が見守る独特な緊張感の漂う大舞台で、プレッシャーやピンチを必死に乗り越え、最後まであきらめずに発表し続けるその姿は、大変立派なものであったと思います。

国際学級・英語圏出身の生徒たちによるモデルスピーチも、聴衆を魅了するすばらしいものでした。大会に見事な華を添えてくれたと思います。

最後に、朝早い時間帯であるにもかかわらず、多くの保護者の方々にお越しいただき、あたたかいご声援をいただきまして、どうもありがとうございました。代表者にとって何よりのパワーになったと思います。心より感謝申し上げます。