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FOR PROSPECTIVESTUDENTS

よくある質問

学校生活について

Q

6年間を2年ずつ3つのステージに分けているそうですが、各ステージのねらいを教えてください。

A

一貫教育の利点を生かし、それぞれのステージにおいて生徒の成長に応じたきめ細かい指導を行うことができます。各ステージのねらいは次のとおりです。
■ステージ1(1年~2年)
基礎学力を養成・充実させる
この時期に大切なことは、規律ある学校生活を行い、基礎学力をしっかりと身につけることです。学習の習慣づけ、勉強に励むための体力づくりなど、学習への全般的な取り組みも指導していきます。
■ステージ2(3年~4年)
学ぶ意義理解させつつ、次のステップへ
3年生は高等学校の学習内容(特に英語・数学)に入るため、部活動と勉強の両立を考える時期となります。何のために学ぶのか、その意義を理解させるよう指導していきます。ステージ2の2年間は選抜学級も設置されます。また、この時期からキャリアガイダンス講演会や進路講演会(4年生)、適性検査などを実施することで、将来への進路、自分の適性や能力などを知る機会を設けていきます。
■ステージ3(5年~6年)
明確な目的をもって挑戦させ、自己実現をはかる
最高学年として学校行事や部活動で中心的な役割を担い、人間としての成長をはかり、志望大学現役合格に向けて生徒同士が互いに切磋琢磨できる環境です。クラスは国公立大学か私立大学か、文系か理系か、希望進路に応じて少人数クラスに分かれます。目標の定まった生徒には具体的な受験指導を開始し、勉強方法がまだ確立していない生徒に対してはさまざまな角度からアドバイスを行うなど、学校全体で一人ひとりを強力にサポートしていきます。

Q

平日の1日のタイムテーブルを教えてください。また土曜日に授業はあるのですか。

A

始業は8時30分(8時20分までに登校)、終業は15時です。1限から6限まで、授業前には必ず黙想を行って気持ちを切り替えます。土曜日も午前中は平常授業を行い、12時30分に終了します。本校の教育課程を実施し、部活動の時間を確保するためにも、週休2日にはしていません。

Q

授業の進度がかなり速いと聞きましたが、ついていけるのでしょうか。また、予備校や塾に行く必要はありますか。

A

予習・復習を中心とした家庭学習の習慣づけが肝心です。受け身の姿勢で、問題意識も持たずにただ授業を受けているだけでは、学習内容も定着せず、ついていけない場合も出てきます。個人の差が出てくるのは、特に国語・数学・英語の3教科です。これらの教科はそれぞれ週5~6時間授業があるので、中学2年までに中学校の課程を修了しても決して早くはないはずです。たとえば数学は中学2年までに中学校の課程の教科書を終了し、中学3年までで数学A・数学Iの内容まで学習します。英語は、中学3年間、中高一貫校向けのテキストを使用しています。社会・理科も時間数を多く設定し、高校で学習する内容の一部を、中学で学んでいます。努力不足の生徒には指名して補習授業を実施し、遅れないように指導します。また、進んだ内容を勉強したいという意欲ある生徒には、特別講習を実施しています。日頃の授業をしっかり受けてもらうことが第一で、必ずしも予備校や塾に行く必要はありません。

Q

給食は必ず弁当持参なのですか。

A

昼食は弁当持参が原則ですが、1号館1階の生徒ホールには食堂があり、定食やパン、飲料などが購入できます。ランチタイムは、教室のほか生徒ホールでも食事をとることができます。校外へ出て、店などで昼食を買うことは禁止です。

Q

部活動はどんな様子ですか。また、どこで練習を行っているのですか。

A

活動日については週に1日から6日までさまざまですが、どのクラブも仲良く、楽しく活動しており、上級生は下級生の面倒を良く見ています。運動部は、全国大会や関東大会、都大会に進出し、活躍する部も多くあります。活動は校内以外では、近くにある「林試の森公園」の広場(運動用グラウンドではない)や多摩川河川敷の公共グラウンド(抽選)で行うこともあります。また、文化部は学園祭に参加する部が多く、参加団体の大部分を占めています。外部のコンクールや大会に参加する部もあります。

Q

運動部、文化部のほかに同好会や愛好会もあるようですが、自分たちで新たに創設することはできるのですか。

A

生徒の希望により、既定の要件を満たせば、新しいクラブを立ち上げることができます。そのため、年度により愛好会や同好会は増減が起こります。ただし、愛好会は5名以上、同好会は15名以上の構成員が必要で、要件を2年間続けて満たすと、愛好会から同好会、同好会から部への昇格も可能です。

Q

制服や服装について教えてください。

A

制服・カバンは学校指定のものと決められています。冬服は紺色の詰襟、夏は胸に学校のマークが入った白無地のワイシャツに紺色のズボンとなっています。なお、ベスト、セーターの購入は自由です。学校指定ではありませんが、コートの購入もできます。靴は決められてはいませんが、黒の革靴や運動靴などを着用とし、華美なものは避けてください。

Q

校則や生徒指導は厳しいのでしょうか。また、携帯電話・スマートフォンは持って登校できますか。

A

明るい雰囲気で学校生活が送れるように考えていますが、校則は当然あります。長髪や毛染めなどは禁止しています。生活指導の根本は、生徒に校則を守らせるということにあるのですが、生徒に校則を守ろうという気持ちにさせないと駄目です。したがって、生徒との対話を通じ、生徒一人ひとりの個性をしっかりと把握して指導することを基本としています。また、携帯電話・スマートフォンは校内持込み禁止です。

Q

校則を守るように、生徒に対してどのような指導をしていますか。

A

創立者の近藤真琴先生が指導されたことを引用して、現在も変わらないことを伝えています。「すべての規則というものは集団生活を円滑に行うためにつくられたものですから、きちんと守らなければなりません」と伝え、規則が社会生活維持のためにあることを理解させます。

Q

いじめや不登校などあるのでしょうか。あるとすればどのように対応していますか。

A

時々いじめと思われることが起こります。いじめと判断された場合、学級主任と学年所属教員が協力して双方の生徒から事情・状況を聞き出し指導を行っています。また、ほとんどの生徒は明るく素直に学園生活を送っていますが、悩みを持つ生徒もいます。そのような生徒の悩みや保護者の相談を受けるため、スクールカウンセラーを配置しています。学級主任はもちろん、学校として生徒・保護者の相談に常時応じられるようにしています。原因はさまざまですが、不登校の生徒がいた場合は生徒や保護者とよく話し合い、原因を探る努力をします。またスクールカウンセラーと連携をとりながら、学校に再び登校できるよう支援しています。

Q

入学してから親の転勤で海外に転校し、また戻ってきた場合は、復学できますか。

A

高校2年1学期までであれば当該学年に編入できます。再入学試験は実施しません。海外へ一家転住する場合、手続上いったん退学していただきますが、復学は可能です。高校2年以降は4コース(文Ⅰ・Ⅱ、理Ⅰ・Ⅱ)に分かれるため、クラスの定員等を考慮して、それぞれの学級に所属させます。

Q

成績不振者は攻玉社高等学校に進学できないのでしょうか。

A

中高6年一貫教育が原則なので高等学校へ進学できます。学習習慣をつけさせ、基礎学力が身に付くよう指導しますが、一部不登校などを理由に成績不振となった場合は、保護者や本人と今後の進路についてよく話し合うことにしています。

Q

災害発生時などの危機管理について、どのような対策や指導を行っていますか。

A

通常の防災訓練は年に2回実施し、防災の日である9月1日には下校訓練を行っています。救命用のAEDは校内4箇所に設置されており、教員は全員講習を受け、希望生徒に対しても毎年講習会が開かれます。さらに災害時の対応策として、ラインネット(一斉配信メール)や当ウェブサイトを活用する態勢がとられています。また、全生徒が3日間生活できる「食糧」「飲料水」「毛布」等を備蓄しています。発電装置・吸水ポンプ・簡易トイレ袋等も常備し、生徒には全員に災害用の携帯袋を持たせています。
携帯袋の中には、三角巾、軍手・タオル(圧縮セット)、サバイバルシート、呼子笛、LEDライト、カットバンが入っています。

国際学級について

Q

国際学級は3年間、クラス替えはないのですか。

A

国際学級の生徒は世界各国からの帰国生で編成されています。中には帰国したばかりで、まだ日本の生活に慣れていない生徒も見受けられます。そこで、異文化での体験を生かしながらも日本の生活環境に適応していけるよう、国際学級は帰国生だけで1クラスを編成し、独立した3年間を送れるようにしています。

Q

3年生のときに選抜学級に移ることはあるのですか。

A

はい。2年の学年末に、成績優秀でかつ本人が移籍を希望する場合は、選抜学級に移籍し、一般学級からの生徒とともに学習することがあります。

Q

海外といっても英語圏ではなかったので、英語は話せないのですが・・・。

A

英語が話せるかどうかに関しては、滞在地域により大きな差があります。そのため、授業はクラスを分割して行っています。すでにバイリンガルの生徒に対しては、身につけた語学力をさらに伸ばすように、またそうでない生徒には、一般学級の生徒と同様、基礎から親身に指導しています。

Q

授業についていけるかどうか、不安です。

A

英語の授業と同様、数学と国語についても分割授業を実施して、理解が遅れがちな生徒が出ないように工夫した授業を展開しています。

Q

一般学級の生徒とは交流はありますか。

A

学校行事やクラブ活動など、授業以外はすべて一般学級の生徒たちと行動をともにしまうので、国際学級の生徒にとっては一般学級生徒との交流を通して日本の生活に慣れることができます。一方、帰国生の異文化体験は一般学級の生徒にとってもまた大きな刺激となり、お互いにより実りある学校生活が送れるという、相乗効果が生まれています。

Q

国際学級でいじめが発生した場合は、どのように対応されているのですか。

A

一般的に帰国生は海外生活が長いほど個性が強く、互いに主張しあうことも少なくありません。豊かな個性を持つ生徒が多いのは国際学級の特長の一つとも言えますが、一方でこれらの生徒に対しては、日本の文化を理解させ真の国際人として互いに協調することの大切さ、すなわち個を大切にしながら互いを認め合うことの大切さを理解させるよう指導しています。もちろん、いじめ行為があった時は、一般学級と同様、いじめられた生徒のいたみを理解させるよう、厳しい指導を行っています。

Q

国際学級からの大学現役合格はどのような状況ですか。

A

国際学級の生徒は4年生から一般学級生徒と一緒のクラスになり、切磋琢磨します。本校のきめ細かい進路指導と課外講習等の進学対策を受けることで、高い現役合格率を維持しています。

入学試験について

Q

一般学級入試では、第1回と第2回入試の問題の難易度に差がありますか。また、入試問題の傾向について教えていただけますか。

A

科目によっては1回目より2回目のほうが多少難易度が高くなっていますので、過去の入試問題を参考にしてください。また、出題傾向に関しては、本校の入試説明会で教科主任による説明をお聞きください。

Q

第1回と第2回を続けて受けると有利になると聞きましたが、本当ですか。

A

その通りです。第1回・第2回連続受験者を、本校では“熱望組”と呼んでいます。熱望組の受験生は、合格最低点に達していない場合でも、ある範囲で点数をプラスし、合格最低点に到達すれば正規合格として発表します。(第1回の成績と第2回の成績でどちらか合格最低点に近い点を基準とします)
具体的には、第1回の合格最低点が180点で本人の成績が175点、第2回の合格最低点が190点で本人の成績が180点だったとして、仮に加算点を5点とした場合、第1回の本人成績に5点を加えると合格最低点180点となるため、175点でも合格とします。(第2回の発表で合格とします)
加算点は毎年変わりますし、この範囲も人数も毎年変わります。

Q

補欠合格や繰上げ合格はあるのでしょうか。

A

毎年、合格者が募集定員より多くなっています。これは、補欠合格も含めて合格者を出しているからです。一般的に補欠合格は定員に達していない場合に行うものですが、本校では、欠員になる数字を予測して、すべて正規合格として発表しています。(入学手続き状況によっては、繰上げ合格を出す場合があります。)

Q

卒業生の子弟や在校生の弟が受験する場合、何か特典はありますか。

A

私立学校ですので、多少は考慮します。それは、卒業生が母校を良い学校であったと考えたからこそ子供や孫を受験させたということや、在校生の保護者が本校の教育方針にご賛同いただけたためと考えるからです。学力試験は公平であるべきだという原則を踏まえながら第1回、第2回連続受験者で、ボーダーライン上にある場合は考慮します。

Q

一般学級の入学試験の時間帯と配点を教えてください。

A

令和3年度入学試験における時間帯と配点は次の通りでした。なお、各教科別の合格基準点は設けておりません。

  • 第1回・第2回試験
    • ■時間帯
    • 午前8時までに登校し試験場へ
    • 8:30~ 9:20  国語(50分)
    • 9:35~10:15  社会(40分)
    • 10:30~11:10  理科(40分)
    • 11:25~12:15  算数(50分)
    • ■配点
    • 国語:100点
    • 算数:100点
    • 社会:50点
    • 理科:50点
    • 総点:300点
  • 特別選抜試験
    • ■時間帯
    • 午前8時までに登校し試験場へ
    • 算数1(50分)8:40~9:30
    • 算数2(60分)9:45~10:45
    • ■配点
    • 算数1:50点
    • 算数2:100点
    •                 
    • 総点:150点

Q

国際学級の入学試験について教えてください。

A

国際学級の試験科目は、国語・算数2科目か英語1科目のどちらかを選んで受験してもらいます。英語については、英語検定試験の準1級から2級程度、国語・算数については、一般学級の試験問題に準じたレベルで出題します。大問の配置や出題ジャンルが一部異なり、一般学級入試の問題よりは解きやすくなっていますが、過去問題を参考にした学習も求められます。また、保護者同伴の面接で参考程度に授業についていけるだけの日本語のコミュニケーション能力を確認します。平成31年度入学試験における時間帯と配点は次の通りでした。

  • 国際学級試験
    • ■時間帯
    • 午前8時までに登校し試験場へ
    • <国語・算数受験>
    • 国語(40分)8:30~9:10
    • 算数(40分)9:25~10:05
    • 面接 10:20~
    • <英語受験>
    • 英語(60分)8:30~9:30
    • 面接 9:45~
    • ■配点
    • 国語:100点
    • 算数:100点
    • 総点:200点
    • 英語:100点
    • 総点:100点

Q

特待生制度があると聞きましたが、どのような制度ですか。

A

本校の特待生制度は、入学金と授業料免除の特典が与えられる制度です。一般学級入試では、第1回・第2回それぞれの試験における成績上位者を、また国際学級入試では、国語・算数、英語それぞれの試験の成績上位者を、それぞれ特待生として合格発表のときに発表します。
特待生制度に関しては入試要項も併せてご覧ください。