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「高2講演会2023」行われる-変化の激しい時代に必要なスキルとは?

高校2年生を対象とした「高2講演会2023」が11月25日、本校大教室で行われました。

 

 今回登壇したのは、大手監査法人勤務で公認会計士の白戸大智氏、大手ゼネコン勤務で一級建築士取得をめざす小林創氏、政府系金融機関で大手企業のM&A業務に携わる横川達月氏、そして、平塚市民病院で初期研修医として働く保住英希氏の4名(いずれも2017年卒業生)。高校生を前に、自身のキャリア形成過程で体得した「変化の激しい時代に必要なスキル」について熱く語りました。

 

 最初に登壇した白戸氏は、大学入学時に家族の勧めから簿記の勉強を始めたことをきっかけに、公認会計士の資格を取ることを決意。一般的に合格までトータル3000時間以上は必要といわれる公認会計士の試験勉強をクリアして、大学3年在学中に見事、試験に合格。卒業後は大手監査法人で、おもに国内のグローバル企業の監査を担当。その経験から、「興味があると感じたら、まずは取り組んでみることが大切。そして、世界共通のスキル(英語・会計・デジタル)を身につけて、つねに使える状態にしておくことが、変化する時代で必ず役に立つ」と話しました。

 

 次に登壇したのは、大手ゼネコンに勤務する小林氏。高校時代に陸上競技部の部長を経験。「立場は人を作る」ということを強く実感し、その後の生き方につながっているとのこと。建築に興味があったことから、大学は建築学科に進学し、大学院までの6年間、デザインや設計、演習などに取り組むかたわら、世界15か国以上を訪問し、さまざまな建築物を見て回ったという。その旅で訪れた国の街角にあった集会場に集う人々の生き生きとした様子から、人々が求める建築物とは何かを痛感し、そうしたニーズに応えられる技術をもつ大手ゼネコンへの就職を志望。現在は、病院の設計・施工に携わっているという。生徒たちに対しては、視野を広げる意味で、「オタクになるな!」とのメッセージを伝えていました。

 

 3番目に登壇した横川氏は、大学時代にアメリカンフットボール部に所属し、週6日の練習をこなしながら、学業との両立を目指した経験から、さまざまな人とのつながりのなかで、「好奇心」を持つことの大切さと、今なにをすべきかという、しっかりとした目標を持ち、自身の行動をただしていく「自律心」の重要性を説いていました。現在、勤務する金融機関では、M&A業務を担当。業務遂行には法務・財務・税務などの多種多様な知識が必要で、「ビジネスの総合格闘技」とも言われていることから、学生時代の経験は、現在の仕事に生きていると話しました。

 

 最後に登壇したのは、平塚市民病院で初期研修中の保住氏。彼は、現代に求められるスキルは、「PASSION・ACTION・VISION」の3つだと明言。熱意があってこそ、人にできないことができ、つねに高い目標や到達点を意識しながら主体的に行動することが大切だと話しました。また、大学在学中から、医療分野におけるAIの可能性を研究してきた経験から、「AIは単純な関数に過ぎないものの、単純タスクではすでに我々人間を凌駕する能力をもっている。そこで、AIを活用しながら、自身の能力を拡張できる人材になることが、現代を生きる上で大切だ」と説きました。最後に、「世の中には思っている以上の無限の選択肢が溢れており、それを見つけるVISIONと、手に入れるPASSIONを持ち、ACTIONを起こそう!」と生徒たちを奮い立たせる熱いメッセージを伝えていました。

 

 長時間にわたる講演会だったものの、生徒たちは手元のワークシートにメモをとりながら、最後まで真剣に聞き入っていました。「つねに一歩先に踏み出す勇気の大切さを感じた」や、「他の人にはない自分の強みをつくり、社会で活躍できる人間になりたい」などのコメントが寄せられ、4名の講師が発したさまざまなメッセージが、生徒たちの心に強く伝わっている様子でした。

写真:「高2講演会2023」の様子