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高校2年 進路講演会
9月3日、キャリア教育・高大連携の一環として、東京科学大学の大西領先生に来校していただき、高校2年生の理系生徒を対象に講演をしていただきました。
はじめに大西先生の自己紹介と、大学・大学院での研究、そしてその先に研究者として働くとはどういうことかといった進路についてお話いただきました。
今回の講演テーマは「コンピューターを使って物理現象を科学する:微気象予測への挑戦」でした。
微気象とは、建物や人間活動などの影響を強く受ける低高度の、数m解像度の気象現象のことです。
大西先生は日常の物理現象をコンピューターでシミュレーションし、そしてそこから現象を予測・制御することを研究されています。この研究が進むと、気温や風などの数m単位での詳細な気象予測が可能になり、熱中症の発生を減らすこともできるそうで、気象情報がインフラになることを目標のひとつにしています。
講演の途中で、生徒たちは 9.8765432×1.2345678 の計算を手で行い、その計算にかかった時間を計測してコンピューターの演算速度と比較しました。理系の生徒たちは計算に真剣に取り組んでとても楽しんでいるようでした。
スーパーコンピューターを用いた解析、熱力学、流体力学などの話を聴くことができて、生徒たちも進路選択のいいきっかけになったことでしょう。
大西先生、貴重なお時間を頂戴し本校生徒に講演をしてくださって、ありがとうございました。
大西先生の研究はこちらからご覧いただけます。

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