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写真部 新潟県新発田市で農村風景を撮る-夏季撮影旅行

写真部の夏季撮影旅行が8月 5 日から 2 泊の日程で行われました。一行は新潟県新発田市の「オーガニック SHIBATA プロジェクト」に参加し、日本の農村風景を写真に収めました。

 初日朝、JR 東京駅に集合した部員たちは上越新幹線で一路、新潟へ。新装なった新潟駅で在来線に乗り換え、目的地である新発田市へ向かいました。今回は、単なる撮影旅行という形態ではなく、新発田市がイニシアティブをとる「オーガニック SHIBATA プロジェクト」のツアーに参加しながら、持続可能な農村の実現で、付加価値を高めようとしている地域の人々の活動を写真に収めるという企画でした。

 最寄り駅からタクシーで向かったのは、「キネス天王」という施設。この施設は3年前に閉校した小学校をリニューアルして活用されたシェアオフィスで、このプロジェクトに参画する長岡技術科学大学やドローン運営会社、旅行会社などが入居しています。部員たちは、一緒に参加した都内の中高一貫校の生徒たちともに、市の担当者や大学関係者などから、プロジェクトの概要や実際の活動について説明を受けたあと、有機農業で生産された有機米と、慣行栽培で作ったご飯の食べ比べや、除草ロボットと、スマート農業で活用が期待されているドローンの操縦体験などを行いました。その後、今回の宿泊先である月岡温泉の老舗旅館である「白玉の湯 泉慶」に向かいました。ここでは、泉慶の女将さんから、温泉街の再生プロジェクトについてレクチャーがあり、説明後は温泉街を散策し、空き家などをリノベーションしてオープンしたお店などで買い物を楽しんだり、夕焼けや夜景が綺麗な街を思い思いの構図でカメラに収めたりしました。旅館に戻ってくると、舞台装置付きの宴会場で豪勢な料理が待っていて、部員たちにとって、大満足の初日となりました。

 

 2日目は、ドローンやロボットが実際に活用されている農場や、有機農業によって米作りが行われている地域の水田見学をはじめ、野菜生産農家でアスパラガスの収穫やキャベツの定植体験、有機農業に欠かせない堆肥施設の見学などを行いました。普段、都会暮らしをしている部員たちにとって、こうした実際に食料が生産されている現場を視察する機会はほとんどないため、興味深そうに、景観や作物などを撮影していました。なお、収穫したアスパラガスは、農家からいただいた枝豆とともに家族へのおみやげとなりました。

 

 最終日は、新発田駅周辺にある観光施設の自由散策で、新発田城や清水園などの名所をめぐり、それぞれが写真撮影をしていました。

 こうして3日間にわたる新発田市での活動を終え、新幹線で帰路につきました。

 

 最後に、今回の企画実現に際し、「オーガニック SHIBATA プロジェクト」に参画されている農家の皆様、新潟県新発田市役所職員の皆様、旅館関係者の皆様など、多くの皆様に大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。なお、行程中に撮影した写真については、9月に開催される学園祭(輝玉祭)の写真部ブースで展示する予定です。ぜひ、楽しみにお越しください。