logo

OB INTERVIEW

ob-img1

1994年(平成6年)卒業

住友林業株式会社 一級建築士

佐藤 克典

1975年生まれ。1988年攻玉社中学校に入学。1994年東京理科大学建築学科入学。1998年同大学を卒業。同年住友林業株式会社入社。一級建築士の資格を取得し現在に至る。

攻玉社の教えは、社会人となった今でも
しっかりと胸に残っている。

攻玉社に入学してみて
どんな影響がありましたか

「人と変わったことがしてみたい」という思いから攻玉社を受験したのですが、当時はちょうど進学校へと変革し始めていた頃なので毎月何かしらのテストがあって大変でした。そのおかげか入学当初はやんちゃだった生徒も、学年が上がるにつれ勉強への競争心が芽生えて自然と真面目になっていきましたけどね。
私自身も選抜クラスに移動して6年間みっちり勉学に向き合ってきたせいか、その反動で卒業後はいろいろなことに目を向け行動を起こすエネルギーに変わっていきました。大学で演劇部に入り劇団を立ち上げたことがその一例と言えるでしょう。
近年は校舎が新設され環境が良くなっただけでなく、全国大会に出場するなど部活動も盛んになってきているので、周囲からの評価も上がり卒業生としては鼻が高いですね。

ob-img2

高校生の頃からすでに
建築の道を決めていたのですね

進路を考えていた高校二年生の頃に都庁が建設される様子を間近に見ながら、あの圧倒的な存在感に感銘を受けて建築というものに興味を持ちはじめました。祖父が工務店で建築士をやっていたのも多少影響があったかと思います。
卒業後は東京理科大で建築学を専攻し住友林業に入社しました。これまで300件以上の物件を手掛ける中でいろいろなお客様と接してきましたが、在学当時、朝礼のたびに校長先生がお話しされていた「誠意・礼譲・質実剛健」という校訓がどれほど大切かということを今になってより実感しています。お客様に対して礼を尽くことを忘れない、けれど何でも言われる通りにしてしまうと仕事が回らなくなってしまうので自分の意見はきちんと伝える。そういったことを意識するようになりました。
また自分は建築という分野に身を置いていますが、専門外のところから学ぶこともたくさんあります。これは創業者である近藤真琴先生の「他山の石以って玉を攻(みが)くべし」というお言葉が現代にも生きている証拠だと思います。そう思うと学生時代に学んだことは大人になった今でも大きな影響を受けていますね。

ob-img2

最後に受験生や
保護者の方へメッセージを

攻玉社では高校二年生の段階で高校三年間の課程が修了するので三年生は大学受験に向けての準備や復習に十分時間を割くことができます。また放課後には先生方が補習とは違った講習会を開いてくれます。そこでは大学の過去問を解いたり相談にのってくれたりと塾の代わりを担っていたので、他の学校では塾に通っている生徒も多かったようですが、私を含め同級生でも塾に通っている生徒は少なかったですね。
攻玉社での6年間は体験できることがたくさん詰まっています。それは勉強に限った話ではなく、中には文武両道を目指すべく耐久歩行といったイベントもあります。そういった様々な体験を通して挫折や失敗も経験するでしょう。けれども攻玉社はその失敗を経て自分で考える力を育んでくださる場所でもあると思っています。

ob-img2

社会で活躍する先輩が語る

OBインタビュー