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OB INTERVIEW

OBインタビュー

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1998年(平成10年)卒業

内閣府計量分析室 政策企画専門職

村舘 靖之

1979年生まれ。1992年攻玉社中学校に入学。1998年東京大学文科三類入学。2012年同大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。2012年より東京大学大学院情報学環特任助教、特任研究員を経て、2015年博士(社会情報学)取得。2015年から2017年まで東京大学大学院情報学環特任講師。国立情報学研究所勤務を経て、2018年内閣府計量分析室勤務。現在に至る。

優秀な仲間に囲まれて、心身共に大きく成長できる。

攻玉社に入学して
どのような印象を受けましたか

攻玉社の学校生活は、校訓に「誠意・礼譲・質実剛健」とあるように、勉強面だけでなく生徒一人ひとりの精神面の育成にも力を入れているところに大きな特徴があると思います。例えば、今でも印象に残っているのが遠泳や耐久歩行です。はるか先にあるゴール地点を休むことなく目指すのは非常に大変ですが、そういった行事で鍛えられた粘り強さや忍耐力は大きな財産となっています。
また、生徒達の仲間意識の強さも男子校である攻玉社ならではだと思います。中高6年間の学校生活の中で卒業してからも気兼ねなく付き合い、相談できる大切な仲間もたくさん作ることができました。

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文系に進むか理系に進むかで
悩まれたそうですね

農業経済学や開発経済学などを学んで、食糧問題や貧困問題を抱える発展途上国を助けるような仕事に就くことができればと考えていたと同時に、学生時代から本が好きだったので文学部に進むことも魅力に感じていました。結局、理系コースに所属していた私は迷った末に文転し、東大の農学部を志望するようになったのですが、その際にも相談相手になってくれた先生は私にとって大きな支えになりました。先生方も非常に熱心な方が多く、進路や将来のことをはじめ、様々な相談に親身に乗ってくださったことを今でも覚えています。
現在は内閣府で経済予測に携わる仕事に就き、金利動向や経済成長率など様々な要素を加味しながら、経済モデルを使って、国の財務状況をシミュレーションしています。国の未来をサポートする仕事に非常にやりがいを感じながら働くことができているのですが、今の充実した毎日も学生時代から将来としっかり向き合い、悩み抜き、そしてそれをサポートしてくれる方々がいたからこそだと思います。

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最後に受験生や保護者の方へメッセージを

攻玉社にはテレビのアナウンサーや経営者、学者など様々な業界の第一線で活躍している人がとても多いです。今でも当時のクラスメートとは仲が良く、たまに同窓会などを開くこともあるのですが、色々な話が聞けてとても楽しいです。今思うと、そういった様々な才能を持った仲間たちと共に6年間の学校生活を送れたことは、自分にとってとてもプラスになったと思います。これから攻玉社に入る人にも、周囲の人への感謝や同級生との友情の大切さを学びつつ、互いに高め合い、切磋琢磨しながら実りのある学校生活を送ってもらいたいです。攻玉社はそういった、人として大切な精神性を学びながら、それぞれの目標に向かって頑張ることができる、魅力的な場所だと思います。

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社会で活躍する先輩が語る

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